新しい庭園文化を広め、家族に幸せと笑顔をもたらす庭を提供したい!

「家族の笑顔が満ちあふれる庭」を作り、家族みんなが集える場所になれば!と従来の庭園に新しいスタイルを取り込んだ「庭」づくりをされている中川茂樹さんの紹介です。

【起業のきっかけ】造園業に携わるきっかけは、家業の造園業を継ぐためでした。

中川茂樹さん
中川茂樹さん

芸術大学を卒業後、立派な庭師になるために京都の文化財庭園などを多く手がける北山造園に修行に行きました。京都御所や高台寺など数多くの文化財庭園で修行を重ね、庭師として数多くの大事なことを学びました。修行の道半ばですが、ケガや上司とのトラブルなどにより長浜に帰り、実家の中川造園で働くことになりました。

しかし、十数年もの月日が経ち、次第に私自身の中で「もっとみんなに喜んでもらえる庭をつくりたい」という想いが強くなってきました。そのきっかけの一つが、結婚して子供を授かり、大事な家族が増えたことです。「家族の笑顔が満ちあふれる庭」、「家族と楽しむための理想の庭」を自分の手で作り上げていきたいと考えました。

中川茂樹さん

家業だと少々難しいことでも挑戦できそうに思われますが、実際は自身の想いを実現できないことが多くありました。既存の枠ではできないことに挑戦し、もっと自分の考える庭園スタイルをお客様に提供したい。その為には、魅力的な庭園スタイルの確立のために経営資源を集中させる必要があり、そして挑戦の為の自由を確保するために、独立し自分でやっていくことに決めました。

独立することを決意してから、2年間ほどかけて創業の準備をしてきました。周囲からは、家業もあるので反対する声もありましたが、自身の想いは強く、家族の理解も得ることが出来たので、実現に向けて行動することにしました。

【創業に向けて】経営や造園業に関する勉強を重ね、ホームページを開設。

今まで造園の職人としての仕事はしてきましたが、独立に向けて何からスタートしたらいいのか分かりませんでした。そこで、商工会議所に相談に行き、「ながはま・こほく創業塾」を紹介していただき、受講することにしました。

私自身、経営についての基礎知識も無かったので、経営について勉強することによって、お金の動きの仕組みや自身に足りない知識を身につけることが出来たと思います。また、準備が足りていないことにも気づくことが出来ました。また、創業塾では同じ志を持った方に出会うことができ、とてもいい刺激をもらえました。

それから更に、経営や造園業に関する勉強を重ね、ホームページ開設などの準備をし、ようやく念願の創業に至りました。

【現在の活動状況】個人住宅のお客様のお庭から、国指定の名勝庭園まで

中川茂樹さんが携わられたお庭

現在は、個人住宅のお客様を中心にご依頼を頂いております。特に、子育て世代の新築外構を提案し、施工しております。自然の美しさや豊かさを取入れつつ、日々の暮らしに豊かさを提供する庭をプランニングし、お客様をしあわせにする庭をつくることが、自分の使命だと感じています。

以前は「庭は見るもの」という考えが強かったですが、近年は実用性も取り入れた庭というのが重要になってきています。「理想の家庭像」をお客様と一緒に考え、家族の団欒の場が庭になるようなイメージを大切にしています。

日本庭園は抽象的な自然美がテーマですが、これからの庭は自然そのままの美しさが重要なテーマになります。昔の人々が自然と共存した生活を送っていましたが、これからの新しい自然との共生の形の重要な場所になるのが庭であり、「家の中の暮らし」に「庭での暮らし」が加われば、庭は理想の家庭像の演出舞台となります。

慶雲館のお庭の手入れもされています
国指定名勝 慶雲館のお庭の手入れもされています

もちろん現在も、家業でお世話になっている場所も有ります。長浜では慶雲館などでも修復維持管理のお仕事させていただいています。国指定の名勝庭園指定の際にも担当させていただきました。日本庭園の伝統を維持していくことも庭師に求められている大事な仕事です。

また、自身の挑戦の場として様々なコンテストに出展しています。自分の実力を第一線で試したい、一流の庭師と勝負をしたい、出場を通じ更なる成長をする、などのことを考え挑戦を始めました。出場を通じ自分の限界に挑むことで、新しい表現技術や考え方伝え方など多くのことを学ぶことが出来ました。新たな課題や新しい分野の発見などこれからの楽しみも得ることが出来て、非常に有意義な体験でした。作品も高い評価をいただき、次の出場では更に上位を狙っていきます。

【今後のビジョン】庭づくりで地元長浜の人の心を豊かにしていきたい。

自身の挑戦の場として様々なコンテストに出展
挑戦の場としてコンテストに出展

これからも積極的にコンテストなどに出展をしていき、自身の可能性を広げるためにも挑戦していきたいです。実績を積めば、より幅広くのお客様にあった庭を提案していけると考えています。庭師として伝統と革新の両端にいますが、相反するものではなく自然や空間を使って豊かさを提供するのが本質であり、更なる追求を重ねていきます。

チャンスがあれば、東京にも進出し全国で名の知れる庭師を目指します。話題づくりも必要ですし、長浜の業界全体の底上げを図るためにも枠を取り払った活動を行っていきます。

また、地元の製品や素材を使うことで、『長浜』を全国に発信をしていきたいと思います。実際に、コンテストでも長浜の企業の商品を紹介できる機会もありました。長浜は、昔から庭園文化が盛んな地域なので、新しいスタイルを確立して次世代の発展を目指していきたいです。そして、長浜にあるまだ知られていない材料を探し、長浜の原風景を再構成することで、これからの新しい庭園文化を作っていきたいと思います。

私は、芸術家ではなく、庭の最適化を提案できるデザイナーでありたいと思っています。庭屋六花での活動を通じ、人を喜ばせ、地元長浜を豊かにできるように目指します。

庭屋六花さんへのお問い合わせはこちら
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一般社団法人バイオビジネス創出研究会
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