ナンダカナガハマアタラシイ〜長浜でチャレンジする人へインタビュー〜

インタビュー

飲食を通して長浜を盛り上げたい〜肉バルを開業〜
  • 2017.10.16
  • 飲食・店舗販売

飲食を通して長浜を盛り上げたい
〜肉バルを開業〜

肉バルITTOKU 田中一徳

飲食を通して長浜を盛り上げたい!そんな強い想いを持ち続ながら修行を重ね、「肉バル ITTOKU」で独立を実現され、今夏に2店舗目ITTOKU 2nd Aveをオープンされた田中一徳さんの紹介です。

【起業のきっかけ】
与えられた場所で結果を残すことを1番に考えて働いていた

肉バル ITTOKU 田中一徳さん
肉バル ITTOKU 田中一徳さん

私は、以前から自分で何か事業をしたいと考えていて、大学生の頃の夢が独立することでした。しかし、最初の頃はどの業種で独立するかは漠然としており、方向性も決まっていませんでした。

大学卒業後、飲食業界に就職しました。次第にお店で働くことが楽しく、やりがいを感じるようになり、いつか飲食店で独立してみたいと想い始めました。

そこからまず独立に向けて目標に設定したのが5年という期間でした。しかし、実際は独立までに11年という月日がかかりました。その当時の私は結果を残せておらず、独立するためには実績が足りないと感じていたため、まずは結果を残すこと!を1番に考えて働いていました。

その結果、店長や新店舗のオープンなどの業務に携わることができ、納得するまで経験を積むことが出来ました。

ぜひ黒毛和牛を味わっていただきたい
ぜひ黒毛和牛を味わってください

退職するまでに方向性を決めていたので、退職してからオープンまで4ヶ月程ありましたが、そのうち準備期間は2ヶ月程でした。

オープンするまでの期間は、経営の基本的な知識を学べる「ながはま・こほく創業塾」を受け、店舗にあたっては、設計からこだわりを持ち、業者さんと何度も打ち合わせを重ねました。

また、こだわりを持ったお肉を提供できると自信があったのも、お肉についての取り扱い方法や仕入れルートに関して、実務経験があったからこそです。

お酒に合う豊富なメニュー
お酒に合う豊富なメニュー

そして、平成27年10月に肉バル ITTOKUをオープンすることが出来ました。黒毛和牛の美味しさを豊富なメニューで提供し、美味しいお酒と一緒に味わえるお店になっています。

この1店舗をオープンするにあたって事前にしっかりと計画を立てて行動したので、オープンまでの1ヶ月は忙しかったですが、それまでは時間を持て余すこともありました。

しかし、その間、更に様々なことを考える時間が取れたので、結果的により良いお店づくりに繋がったのではないかと思います。

【現在の活動状況】
従業員の考えを尊重しながら、自身は裏方に回る

ITTOKU 2nd Aveを長浜駅前にオープン
ITTOKU 2nd Aveを長浜駅前にオープン

飲食店を経験していく中で、次第に地域貢献へ意識が向くようになりました。飲食を通じて長浜を盛り上げて活性化させていきたいと、現在は地域の奉仕団体に加入し活動をしています。

また、そういう強い想いから店舗展開を決意し、今夏に2店舗目ITTOKU 2nd Aveをオープンすることが出来ました。

2店舗目をオープンするにあたっては、1店舗目との内容を少し変え、この地域にない形態にする必要があると感じていました。店舗設計では、NYのブルックリンをイメージした店内にこだわり、肉の旨みを最大限に引き出した熟成肉を楽しんでいただけるようになっています。

NYのブルックリンをイメージした店内
NYのブルックリンをイメージした店内

私自身、両方の店舗の管理が行き届くのかと不安もありましたが、新店舗の店長や立ち上げから共にしている従業員の考えも尊重しながら、自身は裏方に回るという役目でオープンの準備をしてきました。

料理の再現やスタッフの教育など更に不安な点もありましたが、小まめに店舗へ顔を出し、指導していくことが重要だと認識し、スタッフと密なコミュニケーションを取るようにしています。

現在、両店舗ともに沢山のお客様にご来店いただいており、リピーターのお客様も増え、お客様の笑顔を見るたびに喜びを感じています。そして、独立してからは内外問わず同じ志を持った方に出会え、一緒に目的、ビジョンを持った仲間が出来たことは、本当に誇らしく思っています。

新店舗で働く心強い仲間
新店舗で働く心強い仲間

また、以前働いていたチェーン店では、地域に貢献したいと思っていたことも様々なルールによって出来ないことがありましたが、独立した今は、私がルールを決められるようになり、地域のイベントなどにも積極的に参加出来るようになりました。

目標にしていた地域貢献の一歩を踏み出せたので、これからもそのビジョンはしっかりと持って行動していきたいです。

【創業塾を受けて】
独立の準備を再確認することが出来た

「ながはま・こほく創業塾」を受講し、経営のノウハウが学べたことはとても良かったです。

その中で、私自身は独立を決意して受講したため、準備がどこまで進められているのかを再確認することができ、更に準備をする必要があると感じたところを入念に勉強、確認することが出来ました。また、創業塾を通じて、独立に向けて頑張っている方に出会えて、とても励みになりました。

経理的な部分は、まだまだ不十分だと感じているので、現在も日々勉強中です。

【今後のビジョン】
従業員とその家族が幸せになる会社を目指したい

肉バル ITTOKU 田中一徳さん

まず、地域活性化、地域貢献というところに関しては、この地域にしっかりとした雇用を生み出し、従業員とその家族が幸せになる会社を目指していきたいです。そこがしっかり出来るようになってから、次の展開や方向性を考えられるのではないかと思っています。

今後も持続的に会社を運営していくにためには、経営理念を掲げ、従業員と理念を共有していくことが必要だと考えていますが、そこがまだ不十分なので、今後更に目標を達成していくために努力していきます。

そしてこれからも、ご来店いただいたお客様に飲食を通じて幸せを提供し、従業員と共に同じ志を持ってこの仕事を続けていけたらと思っています。

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肉バル ITTOKU 2nd Ave(イットク セカンドアベニュー)
社名 / 屋号 ITTOKU 2nd Ave(イットク セカンドアベニュー)
連絡先 〒526-0057 滋賀県長浜市北船町3-24えきまちテラス長浜105 MAP
TEL 0749-59-3355
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